マンダリン アリュール・スタッフブログ
静岡県浜松市のゲストハウスウエディング結婚式場

記憶に残る出来事って
振り返ると結構僅かなんですよね

新郎　けいたさん
新婦　くるみさん



「親の涙を一度も見たことない」

「普段、ありがとうとか言うタイプではないから
　結婚式当日は言えたらいいなぁ」

「華美ではなく、記憶に残る1日にしたい」

これは全ておふたりがおっしゃっていた言葉たち

お話を沢山お伺いしていると
会場見学時からおふたりの結婚式の道筋は
既に見えていたような気がします

あまり自分を出さず、控えめなおふたり

結婚式では
おふたりの願いがこもった言葉たち3つを実現する為
私は様々な仕掛けをしてみました


まずは【家族対面】から

「普段、ありがとうとか言うタイプではないから
　結婚式当日は言えたらいいなぁ」

1日のスタートから”ありがとう”を直接伝えるのは
とても至難の業です

今回は対面前に
ご家族との思い出写真が印刷されたカード、その裏面には
おふたりからのメッセージを添えてお渡ししました

まずは紙に書いて、”ありがとう”を伝えます



我が子の字の温もりから感じる
感謝の言葉に照れ笑いしつつも喜ばれる親御様

ちょっとはおふたりのお気持ちを
届けられたでしょうか？

挙式は【人前式】
 
男手1人でくるみさんを育てられたお父様

【ヴェールダウン】も
あえて、お父様にお願いしました

可愛かった我が子が
いつの間にか美しい
1人の女性に成長していることを肌で感じる
グッとくる、素敵な時間です

たくましくて、温かいお父様の手で
大切な娘をヴェールで包み、
バージンロードを一緒に歩きます

一歩、また一歩
二人三脚で共に歩いたおふたりの足取りは
息がピッタリでした

互いの横顔は
親子の目にしか映らない
大切な記憶の1ページのはずです

おふたりの願いがこもった言葉たちを実現する為
乾杯から始まった【パーティー】でも仕掛けます



前半は各卓のテーブルにおふたりが
直接ご挨拶に伺います！

列席経験があるとわかるのですが、
新郎新婦と直接触れ合えた時間が長いほど
結婚式って案外記憶に残るんですよね

おふたりもゲストも本当に楽しそう^ ^♪

【ケーキイベント】では
【サンクスバイト】で両家の親御様にも
幸せの味をおすそわけ♡

幸せの味は届いたかなぁ〜？？^ ^

【お色直し】は
淡いブルーのカラードレスで登場！



天気良し！のガーデンと相性が抜群です⭐︎

クライマックス前に
私がラストに仕掛けた演出

【テーブルインタビュー】のお時間です

代表のゲスト数人に
サプライズでインタビューをする時間です

唯一、ゲストがおふたりに
時間をかけて言葉を真正面から伝えられる時間です

そのラストの人として
ずーっと喋らずに
遠くから娘の幸せそうなお顔を見ていた
新婦のお父様にマイクを向けました

「どんなお子さんだったのか」
「今日の晴れ姿を見てどう思ったのか」

今までの記憶が蘇り始め
時折、言葉を詰まらせるお父様

「結びに、くるみさんにメッセージを」

“ごめんなさい…”

大粒の涙でこの一言だけをおっしゃったお父様

言葉はもう不要です

あの涙こそが、
あの皺くちゃに顔を歪める姿こそが、
お父様が大切な娘に抱いていた大きな愛の証です

「親の涙を一度も見たことない」

初めて見た、泣いているお父様からの気持ちを受け取り
次はくるみさんの【花嫁の手紙】です

どんなに仕事がいそがしくても
必ず作ってくれた愛情たっぷりのお弁当のこと

たまに親子でいく旅行のこと

くるみさんも
大粒の涙で手紙の文字を滲ませながら
“お父さんへ”やっと言えた一言

「お父さん、今までありがとう」

会場の誰1人も残らずと言っていいほど
皆が涙をした、温かい時間でした



けいたさん　くるみさん

おふたりの大切な1日を任せてくださり
誠にありがとうございました

今日という1日が
おふたりにとって、親御様にとって、
大切なゲストの皆様にとって
“記憶に残る日”となりましたら幸いです

普段から言いたい”ありがとう”だけど
小っ恥ずかしくって言えない”ありがとう”

でも今日の結婚式で
心の底からの”ありがとう”は伝わったように
私は思っています

お父様のカッコいい男泣きの姿、
私にとっても記憶に残る素敵な瞬間に
立ち合わせていただきありがとうございました！

どうか、今日という日の一瞬一瞬が
おふたりの心に残り続けますように…

担当ウエディングプランナー
すずきかおう