今日は姉妹店Rouge Ardentのお客様のお話を少し…☆
みなさん結婚式の日程を決める際、何を重視されますか?
「ふたりの記念日にちなんだ日にしよう」
「お日柄は両親・親族も気にするかなぁ…」
「誕生日がいい!」
「語呂の良い日なら覚えていられるでしょ~」
いろんな基準でみなさんお日にちを選ばれます。
―このおふたりに初めてお会いした日。
とっても楽しいおふたりに私は「語呂合わせ」でお日にちを勧めました。
おもしろくて明るい、おふたりらしい「語呂」でした。
でも、ゲストの方の事も考えて最終決定しなければなりません。
お仕事のご都合、お友達の結婚式との兼ね合い等…
優しい方ほど、日程を決めるのに悩まれると思います。
私に対しても凄く優しいおふたりは
「打ち合わせもゆっくり楽しく3人でやりたいね!」と言ってくださいました。
そして、3人で考えて最終決定した「結婚式の日」
やっと一安心…と思いきやっ!!
語呂がうまく作れない。。。
誕生日でも、記念日でも、なんでもない日…
「記念日にしてしまいましょう!!」
そこで、どんな記念日にするか考えた結果…
「記念植樹をしよう!」ということになりました。
毎年おふたりの結婚式の日くらいにお花の咲く木。
結婚式が終わっても、おふたりが見に来られる所に植えたい。
何年経っても3人で、Rouge Ardentに帰って来られるようにしたい。
プーコニュさんにどんな木が良いか、
植える時期は本当にこの時期で良いか…
いろいろお伺いして決めました!!
2012年4月吉日。
満開に花が咲いた、ハナカイドウを植えました。
スコップで土を掘って、肥料も混ぜて…
おふたりの新しい記念日が出来ました。
夏は葉っぱがたくさん出てきて、枝もぐんぐん伸びました。
雨が降らない時期は水をたっぷりあげました。
秋になると葉っぱが少しずつ減りはじめました。
ちゃんと冬を越してくれるのだろうか…そんな日もありました。
冬になるといよいよ葉はなくなり、細く伸びた枝だけになりました。
風がピューっと吹くと折れてしまうのではないかと心配になりました。
台風のような日は、傘をさしてあげたくなりました。
お月様がキレイな日は、木も美人さんに見えました。
風が気持ち良い日は、声をかけてお喋りしました。
Rouge Ardentを離れてからも「お帰り」って言ってくれているような気がしました。
2013年3月。
頑張って冬を超えた細い枝に蕾が付き始めました。
嬉しくて、嬉しくて、写真を撮りました。
まだ花は咲いていないけど、
しっかり咲かせる準備は整っている!!
おふたりの結婚式の準備も進んできていました。
Rouge Ardentのみんなもこの木を気にしてくれていました。
「あきちゃんに見せたいものがあるんだ」と写メを撮ってきてくださった田中支配人。
お客様を待っていると「あきさんあの木見ました?」と声をかけてくれた菅原P。
「枝伸びてきましたね♪」と一緒に木を眺めてくれる重岡P。
みんながこの木の成長と共に、おふたりの結婚式を楽しみにしてくれている。
この木を植えてから1年。。。
2013年4月。
また花が咲きました!!
無事に1年を共に過ごし、
見事に花を咲かせてくれました。
あれから1年―
おふたりの結婚式もいよいよ近づいてきました。
打ち合わせも残す所、3回。
あと少しすると本番がやってきます。
嬉しいような、寂しいような…ちょっぴり切ない気持ちです。
このお話にはまだ結末がありません。
いや、このお話に終わりは来ないことを望んでいます。
おふたりの結婚式が終わっても、私たちの関係は終わらないからです。
何年経ってもこの木が花を咲かせてくれ、
「この木はね…」と先輩が後輩におふたりの話をしてくれる。
そんな伝統が出来たら本当に嬉しいなと思います。
おふたりの記念日が、みんなの記念日になる。
そんな素敵な結婚式をふたりのために、みなさんのために一生懸命創ります!
☆桑原☆